コロナ質量放出(ころなしつりょうほうしゅつ、Coronal mass ejection、CME)とは、太陽活動に伴い、太陽から惑星間空間内へ突発的にプラズマの塊が放出される現象。宇宙飛行士や飛行機パイロットの人体に与える影響も実は大きい。
概要[]
太陽フレアにともなって放出されることが多く、太陽磁場の影響に帰せられる現象である。観測によると、惑星間空間における規模は非常に大きく、エネルギー的にも高く、高温のプラズマや相対論的な高エネルギー物質の集合体である。
放出されたプラズマは、通常の太陽風の速度(~400km/sec)よりも速く広がり、CMEsによって圧縮された空間に発生するショック面(通常、CMEsの前面)の速度は、700~800km/secにも達する場合がある。
これが地球磁気圏に衝突すると、大きな地磁気変動が引き起こされる。
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