太陽系小天体(たいようけいしょうてんたい)とは、太陽の周りをまわる天体のうち、惑星と準惑星を除くすべての天体のことである。太陽系外縁天体(冥王星型天体を除く)や従来の小惑星、彗星、惑星間塵などが該当する。[1]
恒星(太陽) | ||||||
太陽の 周りを 回る 天体 |
惑星 | 地球型惑星 | ||||
木星型惑星 | ||||||
天王星型惑星 | ||||||
準惑星 | ||||||
小惑星帯にあるもの (ケレスのみ) | ||||||
冥王星型天体 | ||||||
太陽系 小天体 |
冥王星型天体以外の 太陽系外縁天体 | |||||
小惑星 | ||||||
彗星 | ||||||
惑星間塵 | ||||||
太陽以外の 天体の周りを 回る天体 |
衛星(未定義) | |||||
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概要[]
ここで言う「太陽系小天体」(small solar system bodies)は、2006年にプラハで開かれた国際天文学連合総会の決議によって、「太陽系の惑星」(planet)、「準惑星」(dwarf planet)とともに定義された概念である。 日本学術会議は2007年4月9日の対外報告(第一報告)[2]において、「太陽系小天体」という日本語名の使用を推奨した。ただし準惑星の概念のあいまいさの影響で太陽系小天体の概念にもあいまいさが残るため、「小惑星」や「彗星」などの従来の用語との関係も含めてさらに検討を要するとしている(詳細は惑星#日本学術会議の対外報告を参照)。
参照[]
脚注[]
- ↑ 渡部潤一他編 『シリーズ現代の天文学9 太陽系と惑星』 日本評論社、2008年、ISBN978-4-535-60729-3
- ↑ 日本学術会議による対外報告(第一報告):国際天文学連合における惑星の定義及び関連事項の取扱いについて