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宇宙気候学(うちゅうきこうがく、Cosmoclimatology)とは、地球の気候変動に対する宇宙現象の影響を研究対象とした学問分野。用語は2007年にスベンスマルクによって考案された[1]

宇宙気候学における仮説の一つに、付加的な雲核の核形成(nucleation)による下部対流圏における雲量の変化に対する宇宙線の影響がある。その考えは提案中のもので、まだ証明されていない、地球の気候変動に対する太陽変動の影響に関する仮説の一つである[2]

日本において宇宙気候学という用語が用いられた例として、1992年の科学雑誌に高エネルギー宇宙物理学者の桜井邦朋による記述がある[3]。その雑誌の中で桜井氏は宇宙気候学の重要性を1989年ケベック大停電を引き起こした太陽フレア現象や、宇宙空間における人間活動のための宇宙天気予報、さらに小氷期と太陽活動との関連において位置づけている。

小氷期は太陽活動の低下したマウンダー極小期と時期が重なり、太陽などの天体活動と気候を関連付けた初期の研究対象の一つとなっている。マウンダー極小期1975年に太陽物理学者のジャック・エディJack Eddy)によって名づけられており、論文は1976年に発表され[4]、その後の宇宙気候学の嚆矢となった。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. Henrik Svensmark (2007). “Cosmoclimatology: a new theory emerges”. Astronomy & Geophysics 48 (1): 1.18-1.24. doi:10.1111/j.1468-4004.2007.48118.x.
  2. Kristjansson, J. E.; Kristiansen, J. (2000). “Is there a cosmic ray signal in recent variations in global cloudiness and cloud radiative forcing?”. J. Geophys. Res. 105 (D9): 11851-11863. doi:10.1029/2000JD900029.
  3. 桜井邦朋「宇宙気候学の試み」 、『数理科学』 サイエンス社 1992年10月号 No.352、p66-69
  4. John A. Eddy (1976). “The Maunder Minimum”. Science 192 (4245): 1189-1202. doi:10.1126/science.192.4245.1189.
pl:Kosmoklimatologia

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