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有馬温泉
300px
温泉寺
温泉情報
所在地 兵庫県神戸市北区
交通アクセス 交通の項を参照
泉質 塩化物泉放射能泉
外部リンク 社団法人有馬温泉観光協会
  

有馬温泉ありまおんせん)は、兵庫県神戸市北区(旧国摂津国)にある温泉日本三古湯の一つであり、林羅山の日本三名泉、また枕草子の三名泉にも数えられ、江戸時代の温泉番付では当時の最高位である西大関に格付けされた。名実ともに日本を代表する名泉の一つである。瀬戸内海国立公園の区域に隣接する。

泉質 編集

ファイル:Arima Onsen Tenjin Sengen.JPG

地質的には活断層有馬高槻構造線の西端にあり、地下深くまで岩盤が割れており、その割れ目を通って地下深くから温泉水が噴出している構造。

泉質は、塩分と鉄分を多く含み褐色を呈する含鉄強食塩泉、ラジウムを多く含むラジウム泉(ラドン泉)、炭酸を多く含む炭酸泉があり、それぞれ、湧き出し口では透明だが空気に触れ着色する含鉄強食塩泉を「金泉(きんせん)」、それ以外の透明な温泉を「銀泉(ぎんせん)」と呼ばれているが、泉源により成分が若干異なる。なお「金泉」「銀泉」という名称は有馬温泉旅館協同組合の登録商標(金泉:第3295652号・第4672302号、銀泉:第4672303号)となっているため、たとえ同じような色の温泉であっても、他の温泉は使用することができない。

自噴している金泉のエネルギーは、地中で熱せられた炭酸ガスの圧力であることが知られているが、この熱源については諸説あり未だに解明されていない。

また、近年、含鉄強食塩泉の起源は瀬戸内海ではなくて太平洋(南海トラフ付近)の海水を起源とすることが放射性同位体の成分分析で解明されてきている。

  • 金泉:含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉
鉄分が多いため、タオルにかけ続けると赤く染まる
  • 銀泉:炭酸ラジウム混合低温泉
  • 泉源― 天神泉源、 有明泉源、 炭酸泉源、 太閤泉(飲泉場)、 極楽泉源、 御所泉源、 妬(うわなり)泉源

温泉街 編集

ファイル:Arima Onsen Yumotozaka02s3872.jpg
ファイル:有馬温泉 06.JPG

神戸市にありながら山深く六甲山地北側の紅葉谷の麓の山峡にある温泉街で、古くより名湯として知られ多くの人が訪れている。温泉街は標高350m~500mに位置しており、かなりの急斜面にあって、街中を通る道も細い。大きな旅館やホテルは温泉街の周辺や少し離れた山麓、山中にある。公的な外湯は「金の湯」(金泉)、「銀の湯」(銀泉)があり、観光客や下山客でにぎわっている。旅館の宿泊料金は比較的高いとされているが、最近では一人一泊二食付1万円の宿も散見され幅広い客層がみうけられる。また、最近では日帰り入浴を楽しめる旅館が増えてきている。温泉寺の周辺に上記外湯2箇所と特産品店や民家が密集しており、のんびり散策する客が多い。そこでスルッとKANSAI(主に阪急・阪神・神戸電鉄)各社では日帰り入浴客に配慮して、それに対応した旅館とのタイアップにより企画した特殊乗車券を発売するなどして、誘致活動に努めている。

また、有馬温泉では「○○坊」と名の付く宿が多い。これは元々、有馬十二坊と呼ばれた坊舎が存在したことを物語るもので、建久二年(1191年)に、吉野の僧坊、仁西上人が熊野十二神将に準え、十二軒の湯治宿を建てたのが契機であり、一部の旅館はこの伝統的な名称を継承している。

有馬三山 編集

ファイル:Yubunedani-yama01s3872.jpg
  • 湯槽谷山(801m) - 山名は有馬温泉の湯槽を作るための用材を杣取した山であることに由来する。
  • 灰形山(633m) - 六甲有馬ロープウェーの有馬温泉駅の直ぐ西
  • 落葉山(619m) - 温泉街の北に位置する

名産品 編集

  • 炭酸煎餅
  • 炭酸饅頭
  • 有馬籠(茶道道具として用いられる。現在、製造元は竹芸有馬籠くつわのみである。)
  • 人形筆
  • 松茸昆布(歴史ある名産品の一つ。有馬では川上佃煮店が主に販売を行っている。)
  • サイダー(有馬温泉は日本のサイダーの発祥の地といわれている)
  • 黒豆のタルト・黒豆のプリン・豆腐など黒豆を使った食品
  • 山椒を使った食品。料理名で“有馬”と付くと山椒を使った料理

歴史 編集

有馬温泉の歴史は古く、昔から皇族・貴族・文化人らに愛されてきた。日本最古泉とも言われる。

古代
中世
  • 清少納言枕草子で有馬温泉に言及している。
  • 1192年に僧仁西が戦乱で荒廃した有馬温泉を復興して湯治場としての原型を作った。
近世
  • 豊臣秀吉は有馬を愛し何度も訪れ、更に温泉や周辺の改修を行い、今でも太閤○○と言う地名が残っている。
  • 江戸時代に作成された温泉番付では、西大関(当時最高位)にランクされていた。また、姫路京都を結ぶ街道の経由地としても栄えた。(参照:有馬街道
近代・現代
  • 谷崎潤一郎も有馬を愛し長期滞在して執筆を行うと同時に、作品中にも有馬温泉を度々登場させている。
  • 1950年から毎年秋に「有馬大茶会」が開催されている。
  • 1968年11月2日、温泉街の旅館池之坊満月城で火災。死者30人。 参照、池之坊満月城火災

有馬温泉に関連する有名な短歌 編集

ありま山 ゐなのささ原 風ふけば いでそよ人を わすれやはする

  • しなが鳥猪名野を来れば有馬山夕霧立ちぬ宿(やどり)は無くて
    読み人知らず 万葉集巻七
  • 花吹雪兵衛の坊も御所坊も目におかずして空に渦巻く
    与謝野晶子 晶子鑑賞 平野萬里
    底本:「晶子鑑賞」三省堂
    1949(昭和24)年7月25日初版発行
    1979(昭和54)年1月25日復刊第1刷発行
    有馬での作。何々坊といふのは有馬の湯の宿特有の名で、元々が宿坊であることの名残。その広大な構へと相俟つてこの温泉の古い歴史と伝統とを誇示してゐる。有馬には桜が多くその散り 方の壮観が思はれるが、それが坊名をあしらふことによつて有馬情調そのまゝに表現されてゐる。とは、平野萬里の評。

交通 編集

有馬温泉は阪神間の裏山に当る六甲山の北側にあるので、南側より訪問するには山を迂回するか山を貫くトンネルを利用するか山を越える必要がある。

徒歩 編集

山越えルートは乗り物利用の他にも 六甲山中に網目状にある『登山道』をたどる脚力頼みのルートもあり、いずれも根強い人気がある。登山道には、交通機関が発達する前に 御影から有馬温泉に新鮮な魚介を運ぶ魚屋が利用したと言われる『魚屋道』(ととやみち)などがある。登山道といってもさほど険しいものではなく、よく小学生が親と一緒に登山しているという場面もみられる。

自家用車 編集

車の場合、中国自動車道西宮北インターチェンジまたは、阪神高速北神戸線有馬口出入口西宮山口南出入口よりすぐ。

公共交通 編集

2009年4月から、阪急バスの芦屋方面からの便(芦屋有馬線)と宝塚方面から蓬莱峡経由の便(有馬線蓬莱峡経由系統)は有馬の阪急バスターミナルには停まらなくなり、有馬地区へは有馬駅前で下車することになった。反対に有馬地区から各方向へは従来どおり阪急バスターミナルから利用出来る。

外部リンク 編集

Commons-logo

座標: 北緯34度47分53秒 東経135度14分51秒 / 北緯34.79806度 東経135.2475度 / 34.79806; 135.2475

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