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座標: 北緯39度57分49.857秒 東経140度43分26.034秒 / 北緯39.96384917度 東経140.72389833度 / 39.96384917; 140.72389833

玉川温泉
温泉情報
所在地 秋田県仙北市
交通アクセス 鉄道:秋田新幹線田沢湖駅から羽後交通バスで約1時間20分
詳しくはアクセスの項を参照のこと
泉質 塩化物泉
  

玉川温泉(たまがわおんせん)は、秋田県仙北市(旧国出羽国明治以降は羽後国)にある温泉

泉質 編集

Hotspring Tamagawa Akita 01

大噴

ファイル:Tamagawa Onsen Akita 03.jpg
  • 酸性-含二酸化炭素・鉄 (II)・アルミニウム-塩化物泉

「大噴」(おおぶけ)と呼ばれる湧出口から、pH1.2(日本で一番pHの数値が低い)の強酸性泉(塩酸が主成分)が毎分9,000リットル湧出する。単一の湧出口からの湧出量としては日本一を誇る。大噴の下流側には湯の花を採取するが設置されている。

※(注意)入浴中に顔をぬぐうと強酸性の湯が眼に入る。飲泉可だが、水で薄めて飲む、後で清水で口をすすぐか、ストローを使用してに付着しないように飲む(でないと歯のエナメル質が溶ける恐れあり)など、注意書きには必ず従うこと。

効能編集

  • 高血圧症、動脈硬化症、婦人病、神経痛、皮膚病、喘息など

※(注意) 効能は万人に対してその効果を保障するものではない。悪性腫瘍(癌)に効く温泉との情報が一部にあり、実際に効能があったとされる報告もあるため、「癌に効く温泉」として有名になっているが、当温泉も基本的には一般の温泉と同様に悪性腫瘍(癌)は禁忌症となっている。

温泉街 編集

ファイル:Hotspring Tamagawa Akita 02.jpg

秋田岩手の県境にまたがる八幡平(火山)の秋田側に位置し、山中の一軒宿だったが、多様な泉質と豊富な湯量と効能から、本格的湯治場として人気が高く、長期で滞在する湯治客も多い。きわめて宿泊の予約が入れにくいため、1998年に同経営の「新玉川温泉」が玉川温泉から徒歩10分程の所に、さらに2004年には別経営の宿「ぶなの森玉川温泉 湯治館そよ風」が新玉川温泉の近くに開業している。湯治向きの玉川温泉に対して、新玉川温泉は観光客向けに作られている。玉川温泉と新玉川温泉とでは、新玉川の湯の方が刺激も少なく入りやすい。これは、源泉から長距離引湯している影響である。特に有名なのが、この温泉と台湾北投温泉にだけ存在する北投石(ほくとうせき)。しばしばマスコミにも報道されている。

温泉地には地熱の高い地獄地帯が存在し、岩盤浴が名物である。多くの人がゴザを引いて岩盤浴を行う光景が見られる。

歴史 編集

地元のマタギにより1680年に発見された。発見時に鹿が傷を癒していたことから、古くは「鹿の湯」、「鹿湯」と呼ばれた。1885年明治17年)に、鹿湯という名称で湯治場として開かれるまでは、当地にあった硫黄採掘所の工夫とマタギが温泉を利用していた。

温泉地としての本格的に開かれることになったのは、五代目・関直右衛門が開発に乗り出してからである。 1929年昭和4年)に当地で湯治を行い、その効能の高さを知った関は、1932年に近隣の湯瀬温泉に湯瀬ホテルを建設すると共に玉川温泉の権利を取得した。

1934年(昭和9年)、それまでの鹿湯という名称から玉川温泉に改められた。命名は朝日新聞記者・杉村楚人冠による。

戦前は、が主要な交通手段で、交通の便が非常に悪かった。第二次世界大戦後の1950年(昭和25年)、国道およびバス路線が開通。その後開発が進むようになった。

玉川温泉が悪性腫瘍(癌)との関係を特に注目されるようになったのは、鹿角市にて鹿角タイムズ社を経営していた阿部真平が1974年に出版した「世界の奇跡玉川温泉」以降である。但し読む際には医学的な根拠がある本ではない事に注意が必要であり、前述の効能記述にもあるようにあくまでも悪性腫瘍(癌)は当温泉地の禁忌症である。そのため悪性腫瘍(癌)での当温泉における湯治はあくまで自己責任で行われる。それでも一部の人に効果があったとのメディアでの紹介が多く、湯治希望者は絶えない。なお、悪性腫瘍(癌)との関係については微量の放射能などによるホルミシス効果と関係があるとの説がある。

1959年(昭和34年)9月3日 - 厚生省告示第256号により、八幡平温泉郷の一部として国民保養温泉地に指定。

玉川毒水 編集

強酸性の湯は湯治においては人々の役に立つが、かつては田畑を枯らし、魚を殺す「玉川毒水」として恐れられてもいた。1940年に、玉川の中和を図るためこの酸性水を田沢湖に導入し、希釈して放流する事業が行われたが、その結果そこに生息していたクニマスなど多くの魚類が絶滅している。

現在では下流の玉川に流れ込む前に石灰により中和処理を行い、pHの数値を高めて(アルカリ化)から放流される。1972年(昭和47年)から、東北電力の協力により、野積みの石灰石に酸性水を散いて中和させる「簡易石灰石中和法」による処理を開始。1989年(平成元年)の中和施設の完成(本運用は1991年)により玉川の酸性度は更に緩和された。1990年には下流の宝仙台付近に玉川ダムが完成、中和後の沈殿と攪拌も行うようになった事により、有史以来秋田平野の最大の難題であった玉川毒水は、現在基準地点(玉川頭首工)付近でpH6.8にまで回復した。しかし田沢湖の水質は目標に未だ届かず、回復の努力が続けられている。

アクセス 編集

公共交通機関 編集

自家用車 編集

冬季の交通 編集

11月23日頃から翌年4月下旬まで、国道341号の一部区間が通行止になるため、鹿角市側からのアクセスは不能。仙北市側からも、途中のふるさと会館前から新玉川温泉までの区間は羽後交通の路線バス以外の通行が禁止となり、更に新玉川温泉から玉川温泉までは宿泊客限定で雪上車での送迎となる。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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