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秘湯(ひとう)は、主に山奥などの交通の便が悪い場所に存在する温泉のことを指す。読んで字の如く、秘=他人に知らせたくないような温泉のことである。

概要 編集

古くから山奥のひっそりとした温泉を求める温泉ファンは多く存在したが、その嗜好が特に強まっていったのは戦後高度成長期以降である。温泉宿が社員旅行の旅行先として使われるようになり、歓楽地になってしまうにつれ、本物の温泉を求める温泉ファンは喧騒から離れた温泉へ足を運ぶようになった。

1980年代に入ると、巨大な温泉宿や歓楽街を有した温泉地よりも山奥の素朴な一軒宿を好む傾向が強まる。いわゆる秘湯ブームである。しかしながら秘湯に一般客が大量に押しかけるにつれ、素朴さを売りにしている宿にも快適装備(浴室のシャワーや、水洗トイレなど)が設けられるようになり、古くからのファンは「俗化してしまった」と嘆いている面もある(このことは松田忠徳が著書でも問題として触れている)。

現在の「本当の意味での」秘湯は、徒歩(それも長距離歩かないと辿りつけない)でしか辿りつけないような宿ばかりになってしまっている。

秘湯の宿 編集

秘湯を名乗る上での規制はないため、秘湯は旅館側が自称することが可能である。しかしながら、何かしらの審査が行われた上での秘湯を名乗る場合、民間企業である朝日旅行会が主催する組織、日本秘湯を守る会が存在する。日本秘湯を守る会の会員宿の場合、会としての独自の「秘湯」の基準を満たした宿である。ただし、かつては本当の秘湯だったところが改築や自動車道路の開通等により秘湯とは言えなくなっても、未だに会員として継続しているところも多く、その反対に誰もが秘湯と認める温泉が会員になっていないことも多い。これは秘湯を守る会は宿が申請して加盟する形であり、誰もが認める秘湯の宿の中には加盟を嫌う宿もあるからである。

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