耐震診断(たいしん しんだん)とは、既存の建築物の構造的強度を調べ、想定される地震に対する安全性(耐震性)、受ける被害の程度を判断する行為。地震による破砕・倒壊を未然に防ぐため、その恐れの有無を把握する目的で行われる。
耐震診断の方法には、以下の3種類がある。
- 一次診断
- 二次診断
- 三次診断
過去に起きた大地震の地震波を用いる方法も広く使われている。
耐震診断の結果によっては耐震改修などが求められる。なお静岡県をはじめとする多くの自治体では、耐震診断や耐震改修に補助金を助成している。
関連事項[]
- 千葉県立市川工業高等学校
- 建築科が耐震診断活動に取り組む校風であり、そのような学校の草分け的存在。
- 豊郷町立豊郷小学校 旧校舎
- 老朽化と耐震性の不足を理由に解体されようとし、保存を巡って社会問題となった、有形文化財の一つ。
関連項目[]
- 耐震基準 - 建築基準法
- 耐震補強 - 防災 - 減災 - 危機管理
- 建築士 - 耐震診断資格者 / 日本建築防災協会
- 構造計算用語
- 耐震偽装(構造計算書偽造問題) - 欠陥住宅
- 構造力学 - 材料力学
外部リンク[]
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